外壁剥落防止技術

共浮防止防止機能付き
FST工法は、NETISに登録された、唯一の技術です。
NETIS登録番号:KT-150123-VR
改修工事は三層浮きが基本!!!
石、タイル、モルタル浮きの確実な施工を推進します。
粉塵を液状化し、バキュームにより吸引するためアスベストが飛散しません。
FST工法とは
従来のタイル外壁やモルタル外壁の補修工法として、外壁を振動ドリルにより孔をあけ樹脂を注入し、全ネジピンを差し込み固定するピンニング工法と外壁に孔をあけ金属系拡張アンカーを打ち込み拡張アンカーの脳天より樹脂を注入して固定する注入口付アンカーピン工法があります。
しかし、この二つの工法は樹脂の注入不良や周辺の共浮き、騒音・振動などの問題が発生してしまいます。また、現在では従来工法の問題の一部を改善した工法もありますが、すべての問題解決にはいたっておりません。FST工法は振動ドリルの欠点である粉塵詰りを解決した湿式二軸低騒音ドリルと多層空隙注入ノズルを使用し、樹脂注入不良や共浮き・剥離を解決した新たな工法です。

剥落防止措置として、外壁注入工法があります!?
確かな施工品質「FST工法」とは?
FST工法とはビルやマンションなど建物の外壁の剥離落下を防止する上で最も優れた技術と言えます。穿孔による振動、騒音、粉塵を軽減し、注入による周辺の共浮きがなく、従来の注入工法で問題視されていた課題の殆どを解決した技術です。スムーズな注入を可能にし、環境にも人にもやさしい工法です。10年間の生産物賠償責任保険による手厚い保障体制が確立されており、施主様や元請け会社、施工業者にも安心安全な技術として確立されています。

多層空隙調査
内視鏡による外壁仕上げ構造の事前調査
本来、外壁仕上げ面の内部状況を把握しなければ注入固定等の施工条件を定めることはできません。
FST工法は、事前に対象物件の外壁仕上げ面の内部調査を実施し浮き層の位置や外壁表面から構造体コンクリートまでの
距離を測定することによって、ピンの長さをはじめとした施工条件を設定しています。

調査報告
調査結果を基に報告書を作成
調査結果は、調査報告書を作成し、実際の調査時に撮影した内視鏡写真や施工条件の断面図等により、わかり易くご提案いたします。

FST工法による施工図(断面図)


洗浄穿孔(アスベスト対応)
低振動・低騒音・無粉塵ドリルによる穿孔
FST工法専用ドリル(T-2)は、湿式二軸式ドリルです。
高回転・高トルク型のモーターを採用することによって、従来の低振動ドリルの性能を
飛躍的に向上させ、高い作業効率で低振動・低騒音・無粉塵による穿孔を実現しました。
■FST工法専用ドリル(T-2)アスベスト対応型機
FST工法専用ドリル(T-2)は、振動や打撃を一切与えず、回転のみで穿孔します。
ドリルの刃先にはダイヤモンドを使用、専用冷却水を供給して刃先を冷却しながら穿孔し、その冷却水の中に粉塵を分散
して掃除機に吸引されるシステムによって孔内を洗浄するため、アスベスト等の有害物質の飛散がなく、浮きの瞬間に
粉塵が詰まることもありません。

騒音比較
ドリルの騒音比較試験
工事中にビルやマンションの入居者からの騒音や振動に対してのトラブルやクレームを解決するため、
振動ドリルとFST工法専用ドリルの騒音・振動比較測定を行いました。
■騒音測定
在来工法で使用する振動ドリルとFST工法専用ドリル(T-2)の騒音・振動の比較測定を行いました。
外壁タイルを穿孔する際に、屋内に伝搬する騒音・振動の数値を実際の現場にて比較しています。

面取り処理
穿孔後の面取り
FST工法専用ドリル(T-2)による穿孔後、面取り作業を行います。
タイル表面にピンのヘッドが平滑に納まる様に仕上げます。仕上げ面の意匠性を保つために欠かせない重要な工程となります。

多層空隙注入
FSノズル注入のメカニズム
穿孔した孔の最深部から樹脂を注入し、孔の入り口を封印したままノズル先端の位置を自由に移動できるため、一層浮きから多層浮きまで全てに確実な注入ができます。また、圧力調整機構により樹脂の過剰な注入を回避し、注入圧による共浮きを防止することも可能になりました。

注入比較
他工法との比較
ノズルの違いによる樹脂の充填状況の差を立証するため、①一般ノズル・②底部注入ノズル・③FSノズルの3種類のノズルを使用して注入比較試験を行いました。

ピン挿入
ピンニングによる最終施工
面取り作業により、タイルと平滑にピンを挿入するため、意匠的にも優れた仕上がりとなります。事前調査で設定された注入量により、樹脂が孔から溢れ出ることはありません。

アスベスト粉塵測定結果

アスベスト繊維数濃度測定結果

施工実績写真1

施工実績写真2

施工実績写真3

施工実績写真4

施工実績写真5
