外壁内部調査専用内視鏡

一般に外壁の事前調査段階では、打音、赤外線などにより剥離部(浮き部)の面積のみを調査し、積算や施工を行っているが、外壁内部調査を行わなければ、適切な施工条件が設定できないだけではなく、積算値と、実行価格に大きな差が生じます。確実な外壁施工を行うためには、事前外壁調査によって、仕上面厚、剥離層、剥離幅を把握し、ピンの長さ、接着強度、樹脂の注入量を決定してください。

ファイバースコープによる仕上面内部調査が簡単にできます。

穿孔内部調査機セット(FS-R1)の画像

穿孔内部調査機セット(FS-R1)

穿孔機セットの画像

穿孔機セット

仕上面内部調査作業手順

1.穿孔作業

専用ドリルにより低騒音、低振動、無粉塵で穿孔作業を行う。

2.空隙ゲージによる剥離部調査

専用空隙ゲージにより孔の内部の剥離位置を確認する。

3.ファイバースコープによる剥離部調査

空隙ゲージにより確認した箇所を内視鏡により剥離部及び層間部の撮影する。

4.調査報告書の作成

撮影データから仕上面の状況まとめ

・仕上部の厚さ

・剥離部位の確認

・何層剥離であるか?

  ・剥離幅の確認
※浮きの面積だけでは、正確な施工条件を決める事は、できません。躯体内部の劣化状況を必ず確認した上で施工条件を決定してください。